初めまして。婚活ライターのishikawaと申します。
このページを見つけてくれたということは、もしかしなくても婚活中ですね!
だけどその婚活、うまくいってますか?
婚活疲れ、してませんか?
今回は長年の恋人と腐れ縁を切り、人生初の婚活パーティで結婚相手を見つけ、現在1児の母をやっております私の経験も含め、婚活がうまくいかない女性が、どうすればうまくいくようになるのか、考えてみました。
みなさんはどんな風に婚活していますか?
婚活といえば知る人ぞ知る「婚活パーティ」ですね。いろんな婚活パーティがあります。
例えば、
- BBQ、パワースポットめぐり、ゴルフ、アニメなどの共通趣味を切り口に出会うもの。
- 街コンや相席居酒屋、式場での会食つきパーティなど、食事やお酒を通じて出会うもの。
- 収入や職業、年齢など男性側の制限を設けて、理想の人を探す本格的なものから、出会いの場を提供するだけのライトなもの。
- 自治体が仲人となり登録情報からマッチする人をピックアップする地域型マッチングシステム
などなど・・・婚活パーティってこんなにあるんですね。
婚活には明確な定義がないようなので、例えば恋人同士が結婚について具体的に話し合ってみたり、友達の紹介で合コンしてみたり、というのも婚活に当たるかと思います。
さて、婚活中の皆さん。
彼がなかなか結婚に前向きにならない、とか、婚活パーティに行ってもいい男がいない!とか嘆いていませんか?
ここで、私の話をさせてください。
婚活がうまくいってなかった私の話
結婚願望が生まれたきっかけ=甥っ子の誕生
数年前、8つ上の兄が結婚をし、私が20のときに長男、24のときに次男が生まれました。
もう、なんて可愛いのでしょう・・・。
どんなに泣かれようがどつきまわされようが可愛いもんは可愛いんです。この子たちが私の婚活魂に火をつけたのは言うまでもありません。
しかし、実はそこまで焦ってはいませんでした。なぜなら、私には当時年下の彼氏がいたからです。
私「結婚したい(可及的速やかに)」彼「結婚したいね(その気になったらな)」
そうなのです。私たちの「結婚したい」という言葉には、こんなに違いがあったのです。
ここで、私が彼にした良妻アピールが次の通り。
- 通い妻して帰宅が遅い彼のために料理づくり。
- 忙しくてお洗濯できない彼の代わりに洗濯。
- 彼の仕事で使うズボンのすそ上げ。
- ペーパードライバーの彼とのデートには必ず車を出す。
はい、ここで「ん?」と思ったあなた。正解です。みなまで申すな。
そうです、私はいつの間にか彼にとって
「彼女」じゃなくて「おかん」になっていました。
おかんと結婚する人はいません。
同じことしている女子は正直に手を挙げなさい。
あなた婚活に失敗していますよ。
可及的速やかに彼との付き合い方を考え直しなさい。
腰の重い彼に「結婚したい」と思わせる方法
そんなもんないです。諦めましょう。
なぜなら、そもそも彼に「今」結婚したいという気持ちがないから。
「あなた」と結婚したい、という気持ちはあると思います。でも、あくまで「いずれ」です。
生殖機能が40代になると急激に衰え、出産ができなくなる女性にくらべ、男性は死ぬまで生殖できる生き物。だから男性は焦らないのです。
結局のところ、これ以外にも思うところがあり関係を継続できないと判断したため、彼とはすっぱり別れました。
もうなんというか、とにかく情けなくて情けなくて、爆音でB’z聴きながら泣きました。
我流の婚活。私の失敗談
1年限定で婚活ジプシーの道を選びました。
このとき私は29歳。焦りに焦っていました。
なぜなら、子どもが欲しかったから。
実は当時、私は卵巣にちょっとした病気をもっており、将来的に不妊になる可能性がある、と言われていました。
もし今結婚できなければ、もう子どもは望めないかもしれない。とにかくそれは絶対に嫌でした。
そして、決めました。
「30までに彼氏ができなければ結婚はあきらめよう」
この決意が私の結婚願望をさらに加速させたのだと、今になって思います。
同級生との再会
彼と別れるきっかけになった相手が、学生時代の同級生です。
彼氏と別れる直前に縁あって再開し、彼氏になかった配慮の細やかさにはっとさせられ、一気に恋に落ちました。
同級生との再会は実に10年ぶり。
久しぶりなので食事でも・・・とのことで、居酒屋に集合。
同級生は現在資格取得の勉強中で、無事合格したら就職も決まるというところ。
恋人はまだいない。
これはアタックチャンス!
というわけで私がしたアプローチは、LINEです。
とにかくLINEです。
事あるごとにLINEです。
LINEの返信が3日空こうが1週間空こうがとにかくひたすら待っていたら、気づきました。
これたぶんウザがられてるわ。
そりゃそうだよね。
10年ぶりに再会した、年相応に老けた美人でもない可愛くもない同級生が、彼氏と別れたとたんにめっちゃ連絡してくる。
慣れない仕事で疲れているのにめっちゃLINEしてくる。
これはウザイ。
超ド級ウザイ。
しかし、どうしても彼を諦めたくなかった。
だって結婚したいんだもん!今思うとこういう下心、見透かされていたんでしょう。
私の何がいけないのか分からなかったので、いっそ血迷ってみました
さて、婚活が思うようにうまくいかなくなり、冷静さを失った私。
次に私が取った行動は、次のうちどれでしょう。
- 思い切って同級生に告白した
- 占い師に助言してもらった
- 潔く諦め、友人に合コンのセッティングを依頼
- 二次元に走った
正解は2です。
まさかと思いますが、星占いやタロットできゃっきゃっしている女子を後目に、私はガチの人生相談を受けに行きました。
私が訪ねた占いは、四柱推命と六星占術をミックスしたもので、ベースは生年月日からデータを算出し、基本性格を割り出すといったものです。
統計学を応用したものなので、霊感商法的なタロットに比べ的中率が高いと聞き、ここを選びました。
そこで私が何と言われたかといいますと・・・
「あなた、恋愛結婚には縁がないです」「結婚したいなら、だれかの仲介があるような、たとえば結婚相談所とか、婚活パーティとか、知り合いの紹介とか。あなたはそういう出会い方にご縁があるようですよ」
・・・つまり、今の相手とは縁がない、と。
・・・うん、なんかそれ知ってた。というか、恋愛結婚ができないとか・・・
自分にドン引きだわ・・・。
絶望に次ぐ絶望。
当時私にとって結婚相談所とか婚活パーティなどの類のものは「まともな恋愛してたらまず行く必要がない=まともな恋愛ができない、人として欠陥がある」という超絶失礼なイメージを持っていました。
しかし、改めて占い師さんの言葉を反芻してみます。
「そういう出会い方にご縁がある」。
つまり、訳あって結婚相談所なり婚活パーティなりに参加する人たちというのは、単純にご縁に恵まれなかった人たちなのか・・・と考えたら、ちょっと道が拓けてきました。
たかが占いされど占い。
この日が私にとってのターニングポイントとなったわけです。
うまくいかない原因と向き合う
婚活パーティに申し込み!
では、助言通り、仲介してくれる業者なるものを探します。
最初に調べたのは、結婚相談所。
なぜそこに至ったのかですが、実は友人が相談所に登録しており、少し話を聞いたことがあったからです。
お見合いする人する人、みんな問題のある人だ。
肩書は医者なのに年収が400万だとか、車の運転が荒いとか、ペットは犬以外ありえないとか(彼女は超ねこ派)、そんな話を聞いていたので、(やっぱりそういうのに登録する人ってちょっとアレなんだな・・・)と思っていました。(相談所を利用しているすべての皆様に謝罪いたします。)
なのになぜか相談所にしようと思ったのは、最終目標がみんな結婚であるため、結婚への一番の近道だと思ったからです。
ところが、ここにきて大きな問題にぶつかります。
「お金」です。
入会費3万~5万、成婚料20万。
えっ結婚資金搾り取るの?20万も?
無理無理無理無理!
ここでひとつ悟ったことは「結婚相談所入会者は総じて金持ち」だということです。
というわけで、次に調べたのが「婚活パーティ」。
ここにきて私は人生初の婚活パーティに参加するわけです。
さて、最初に述べたように婚活パーティにはいろいろと種類がありました。
私の住んでいるところは田舎のためか、趣味コンはあまり開催されておらず、ほとんどが最終的にカップリングを作るところでした。
その日初めてあった人と「今日から結婚を前提にお付き合い」なんて私にはハードルが高すぎて無理でした。
だってたった2時間ぽっちの時間で相手がどんなかなんて分かるわけない。
諦めかけたそのとき、一つのパーティ開催要項を見つけました。
『カップリングは作らず、あくまで出会いの場の提供を行うパーティです』
『ネット予約したら男性5000円が3000円、女性は500円が無料』
・・・どちらかというと無料という言葉に惹かれて即申し込みをしました。
だって相談所だと3万からの出会いがこっちじゃタダですよタダ。これは行くっきゃない。
とは言いつつも、あまり期待はしていません。
なんせタダだから。
もし今回ダメでもノーダメージです。
タダだから。
なので、本当に気楽に参加するつもりでいました。
ちなみに私が参加した婚活パーティーの詳しい特徴や、現場のレポートに興味ある方は以下の記事をお読みください。
高知で婚活!婚活パーティで結婚相手を見つけたアラサー女子の体験談
婚活パーティ行ってきました!
で、当日。きれい目のベージュのワンピースを着ていきました。
だって、タダと言えどもロイヤルホテルの婚活パーティですよ。
きれいなカッコしていきますよね。
到着してみて唖然。
男性陣みんなTシャツ。
繰り返す、男性陣みんなTシャツ。女子も比較的カジュアル。
結果、私だけちょっと浮いてる感じになりました。(ここで企業様にクレーム:ドレスコード表記しといてください泣)
さて、タダと言えどもここはロイヤルホテル。
よくテレビでみる、大広間でワイングラス片手に立食しながら談笑する。
そんなパーティなんだと思っていたら会場ってここ会議室やないかーい!
そうです。長机を並べてお茶の入った紙コップ配られて、男性陣は紙コップ持ってひとつずつ席を移動し3分でお話し、そのあとLINE交換という流れ。バイトの研修ですかここは。
ところがここにきて人生初のモテキが到来しました。
なんと、7人の男性の連絡先をゲットしたのです!
私が思うにこの理由は自己紹介シートを8割がた埋めたことだと思います。
のちに夫となる人に言われたことが「自己紹介シートたくさん書いてくれたから、どんな人か分かるし安心するよね」でした。
昨今物騒な世の中で、とかく初対面の異性には警戒するものです。
個人情報など自ら晒してしまうと、後々ストーカーになられても困ります。
なので、男性陣もシートをあまり埋めなかった方が結構いました。
でも、分からないんです。埋めてくれないと、話のネタがなくて困るし、気を遣う。
「ここは空欄だから、聞かないほうがいいかな?」って思って何も言えなくなるのです。
気を遣う相手とはあまり長続きしませんよね?
女性陣もここは勇気を持って!
住まいなんて地球でいいのです。
職業なんて花嫁修業でいいのです。
趣味なんて一人カラオケでいいのです。
そんなことで引く男と付き合わなければいいのです。
ストーキングされたら通報すればいいのです。
婚活最終章
とくに印象に残った3名の男性
①同年代、趣味はテニス。第一印象は「穏やかな小動物系」
こちらの方とはすぐに連絡が取れ、デートのお約束をしました。・・・が、最初のデートの場所として向こうが挙げたお店がまさかの回転寿司。
いや、魚介類好きって言ったけど・・・回転寿司はちょっと唖然。
あと、どうも乙女系男子だったようです。
価値観が合わないと思い、申し訳ありませんが丁重にお断りしました。
②40代、長身で目が細い。第一印象は不愛想だけど、話してみるときさくで面白い方
こちらの方はLINEアカウントをお持ちでないということで、メールでのやりとりをしました。
お仕事の都合上朝早く、夜勤もあるお忙しい方とのことですが、メールの文章はやや硬いと感じるくらい、誠実かつ丁寧な返しをしてくださる方でした。
ただ、一度会っただけの私に対する印象がかなり良かったらしく、素晴らしい方だとか大げさなほめ言葉をたくさん返してくださるためこれは私を知っていくたびに引いていくパターンだなと思い、お断りさせていただきました。
ほめ言葉が重くて疲れるという理由もあります。
ちなみに断りに対するお返事も「幸せになってくださいね」と締めくくられていました。
願わくば年齢の近しい大人の女性と良縁がございますように・・・。
③40代、バツイチ。第一印象はちょっと言葉がきついけど、意図なくほめてくれる人
婚活パーティのあとすぐ食事に誘ってくれた2人組のうちの一人です。
人見知りせず、まるで半年くらい付き合いのある友人みたいな感覚で話してくれました。
個性的ですが相手を飽きさせないように配慮のできる方で、かつ自分も自然に楽しんでいる印象があり、この人と付き合ったら楽しいだろうな、気楽でいいだろうなと思わせるような人でした。
なお、こちらが現在の夫です。
この楽しい・気楽が決め手となり、お付き合いを始めたその結果、流れに流され、出会って3か月で同棲、半年で入籍、8か月で挙式、1年ちょいで子どもが生まれるというライフイベント目白押しの約2年を経過し、現在に至ります。
結局のところ、婚活はどうしたらうまくいくの?
このように私は濁流にのまれる勢いで流されて結婚できたわけですが、では、今婚活ジプシーをしている皆さんにアドバイスをするとしたら、
- 情けで付き合っている彼氏はどんなに高収入でもさっさと切るべし
- アラサーの恋愛は我を忘れるべからず、相手の都合も考えるべし
- 客観的意見として占いに頼るのはあり、ためらわず相談するべし
- 縁を増やすために、勇気を持って自分をもっとさらけ出すべし
- 話してみて「楽しい」「気楽だ」と思える男性を捕まえるべし
- 条件はそこに付随するオプションと思うべし
- 流される勇気を持つべし
こんなところだと思います。
婚活⇒結婚⇒出産。そして・・・
流されて結婚し、子どもが生まれて早10か月が経過しました。
好きで結婚した相手ですが、今日までにイライラしたこともあります。
「そんな状態でよく結婚しようと思ったな」とあきれたこともあります。それでも結婚生活はそれなりに楽しく送れています。
★結婚後だからこそ今自信をもって言えること
何が言いたいかというと、条件にこだわればこだわるほど、ギャップに苦しみます。
「こんなはずじゃなかった」という絶望が強くなります。
結婚というものは決して崇高なものでも特別なものでもありません。
憧れるほどいいものでもありません。
早けりゃいいというものでもありません。
だから、気長に合う相手を探せばいいと思います。
★婚活中の女性への応援メッセージ
私も、同級生に子どもが生まれるたびに焦りが出て、落ち込んでしまうことが多々ありました。
でもいざ自分がその立場になると、なんであんなに焦っていたのだろうと思うことがあります。
結局は隣の芝生が青く見えただけだったのかもしれません。
婚活がうまくいかないあなた、もしかしたら隣の芝生が青く見えているだけかもしれませんよ?
あなたはあなたらしく、ゆったり行きましょう!